開催報告 【2021年11月27日(土)】《オンライン》シンポジウム「ケースで学ぶブランド戦略-『ブランド戦略ケースブック2.0』刊行記念-」
当研究センターでは、11月27日(土)に、シンポジウム「ケースで学ぶブランド戦略-『ブランド戦略ケースブック2.0』刊行記念-」をオンライン(YouTube Live)で開催しました。
2020年代になり、いっそうデジタル化が進行し、社会・経済・文化が大きな変容を遂げつつあります。このような傾向はマーケティングやブランド戦略においても明らかです。ブランド戦略という領域においては、グローバルには著名ブランドの寡占化が進行し、プライベートブランドやD2Cなどの動きも見られます。一方では地域のブランドを育成するという活動も盛んになっています。
このような変化を考慮し、より深く事態を考察するため、今回、ロングセラーである『ブランド戦略・ケースブック』(2012年、同文舘出版)に続くブランドのケースブック『ブランド戦略ケースブック2.0 ―13の成功ストーリー―』が刊行されました。本書では13の成功ブランドのケースが取り上げられていますが、本シンポジウムでは、執筆者のうち4名の方にスピーカーとしてご登壇いただき、2020年代のブランド戦略を語っていただきました。
当日は、田中洋教授(中央大学大学院戦略経営研究科、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)による司会のもと、京ヶ島弥生氏(有限会社フロスヴィータ代表取締役)が「リクルート・Airレジ」、長崎秀俊教授(目白大学社会学部)が「ハウス食品・バーモントカレーの国際化」、木村純子教授(経営学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員)が「イタリアのテリトーリオ」、八塩圭子教授(東洋学園大学現代経営学部)が「エアウィーヴ」について、それぞれ報告を行いました。また報告後のトークセッションでは、「デジタル時代のブランド戦略」をテーマに、田中洋教授と報告者全員による活発なディスカッションが行われました。
※プログラム等はこちらをご参照ください。
※当日の模様をYouTubeで公開しています。
シンポジウム「ケースで学ぶブランド戦略-『ブランド戦略ケースブック2.0』発刊記念-」