開催報告 【2025年1月14日(火)】シンポジウム「中国スマート物流機器企業のイノベーションと国際展開」
当研究センターでは、1月14日(火)に、シンポジウム「中国スマート物流機器企業のイノベーションと国際展開」を対面(会場:市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール)で開催し、93名が参加しました。
近年、中国の物流機器企業が急速に台頭しており、特にロボティックスやAIなどの技術を応用したスマート物流機器の分野において、国際市場でも強い競争力を示し始めています。強力なマテハン企業がひしめく日本市場にも数多くの中国スマート物流機器企業が進出し、日本企業とコーピティション的な関係の構築を目指しています。後発の中国系企業によるイノベーションとソリューションは、深刻な人手不足に直面する日本の物流オペレーションのデジタルトラスフォーメーション(DX)にどのように貢献できるのか、研究者と実務家がディスカッションを行いました。
当日は、李瑞雪教授(経営学部)の司会のもと、佐野嘉秀所長(経営学部教授)の開催あいさつに続き、李瑞雪教授が「中国スマート物流機器企業はなぜ早期に海外展開を実現できたのか:イノベーションと市場競争の視点から」、蔡行順氏(クイックトロン・ジャパン株式会社CEO)が「物流ロボティクスの独自ソリューションで世界市場を切り拓く:技術革新と成長戦略」、蔡昂氏(株式会社GINFON取締役)が「膨大なEC物流の課題を解決する高速自動仕分け技術の創出と国際展開」、熊倉孝氏(株式会社豊田自動織機理事、トヨタL&Fカンパニー物流ソリューション事業室エンジニアリング部部長)が「システムインテグレーターから見た中国スマート物流機器の特徴と役割」と題してそれぞれ講演を行いました。講演後のパネルディスカッションでは、根尾佳珠機氏(村田機械株式会社営業企画室長)も加わり、パネリストによる活発なディスカッションと参加者からの質疑応答が行われました。
※安藤康行氏(日本マテリアル・ハンドリング協会副会長)は、ご都合により欠席されました。
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