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   開催報告   【2025年3月7日(金)】シンポジウム「企業内リードユーザーの可能性 ―革新的なユーザーである「社員」がもたらすイノベーション―」

当研究センターでは、3月7日(金)に、シンポジウム「企業内リードユーザーの可能性 ―革新的なユーザーである「社員」がもたらすイノベーション―」を対面とオンラインによるハイフレックス方式で開催し、対面(市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール)による参加者が35名、オンライン(YouTube Live)のユニーク視聴者数*が76名と、多くの方にご参加・ご視聴いただきました。

近年、国内外の先進的企業が「企業内リードユーザー法」を活用し、多くのイノベーションをもたらし、それを受けて先進的研究も多く生まれています。本手法は、販売員などの一般従業員でありつつ、自社分野の製品を日常的に利用する革新的ユーザーでもある「企業内リードユーザー」のアイデアをもとに開発する手法のことです。本シンポジウムは、このような企業内リードユーザー法を実践と理論の両面から深く捉えることを通して、実務家や研究者、学生のための学びの機会を提供することを目的として開催されました。

当日は、司会を務めた今井郁弥氏(株式会社博報堂 戦略ディレクター、USER INNOVATION LAB.研究員)によるオープニングに続き、西川英彦教授(経営学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員)が「企業内リードユーザー法の位置付け」として、ユーザーイノベーションの活用法の全体像と本手法の位置付けの概説からはじまり、本手法により成長を遂げた「スノーピーク」の先駆的事例について、山井太氏(株式会社スノーピーク 代表取締役社長執行役員)に「スノーピークの戦略 ―自らもユーザーという立場で考える―」と題してご講演いただきました。また、本手法をユナイテッドアローズで実践しつつ、その成功を裏付ける理論を研究書(『企業内リードユーザー ―小売店舗販売員がもたらすイノベーションの解明―』碩学舎、2025年3月刊)にまとめた渡邉裕也氏(株式会社ユナイテッドアローズ GLR本部ウィメンズ商品部部長、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が「企業内リードユーザー法」と題して解説を行い、パネルディスカッションでは、各報告者と参加者による活発なディスカッションと質疑応答が行われました。
*IPアドレスを元に計測される視聴者数。使用デバイスや視聴回数に関係なく、視聴者は1人のユニーク視聴としてカウントされる。

※プログラム等はこちらをご参照ください。

※当日の模様をYouTubeで公開しています。
 シンポジウム「企業内リードユーザーの可能性 ―革新的なユーザーである「社員」がもたらすイノベーション―」

Fumiya Imai

今井郁弥氏

Hidehiko Nishikawa

西川英彦教授

Toru Yamai

山井太氏

Yuya Watanabe

渡邉裕也氏

panel discussion

パネルディスカッション

YouTube Live

YouTube Liveによる配信

lecture

講演の様子

group photo

講師・関係者の集合写真(左より、西川英彦教授、山井太氏、渡邉裕也氏、今井郁弥氏)

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