開催 【2025年3月7日(金)】シンポジウム「企業内リードユーザーの可能性 ―革新的なユーザーである「社員」がもたらすイノベーション―」
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター シンポジウム
「企業内リードユーザーの可能性 ―革新的なユーザーである「社員」がもたらすイノベーション―」
近年、国内外の先進的企業が「企業内リードユーザー法」を活用し、多くのイノベーションをもたらし、それを受けて先進的研究も多く生まれています。 本手法は、販売員などの一般従業員でありつつ、自社分野の製品を日常的に利用する革新的ユーザーでもある「企業内リードユーザー」のアイデアをもとに開発する手法のことです。
本シンポジウムでは、法政大学の西川英彦教授による、ユーザーイノベーションの活用法の全体像と本手法の位置付けの概説からはじまり、本手法により成長を遂げた「スノーピーク」の山井太社長の講演を通して先駆的事例を学びます。その上で、本手法をユナイテッドアローズで実践しつつ、その成功を裏付ける理論を研究書(『企業内リードユーザー ―小売店舗販売員がもたらすイノベーションの解明―』碩学舎、2025年2月刊行予定)にまとめた渡邉裕也氏が解説をおこないます。
こうした企業内リードユーザー法を、実践と理論の両面から深く捉えることを通して、実務家や研究者、学生のために大きな学びの機会を提供いたします。
「企業内リードユーザーの可能性 ―革新的なユーザーである「社員」がもたらすイノベーション―」チラシ(PDF)
プログラム
※配布資料がある場合は、当日までにHPに掲載します(来場者には、会場で資料を配布予定です)。
※プロフィールはこちらをご覧ください。
司会:今井 郁弥(株式会社博報堂 戦略ディレクター、USER INNOVATION LAB.研究員)
時 間 | 講 師 |
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18:30~18:35 | オープニング 今井 郁弥(同上) |
18:35~18:55 | 企業内リードユーザー法の位置付け 西川 英彦(法政大学経営学部 教授) |
18:55~19:35 | スノーピークの戦略 ―自らもユーザーという立場で考える― 山井 太(株式会社スノーピーク 代表取締役社長執行役員) |
19:35~20:00 | 企業内リードユーザー法 渡邉 裕也(株式会社ユナイテッドアローズ GLR本部ウィメンズ商品部部長、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター 客員研究員) |
20:00~20:25 | パネルディスカッション&質疑応答 コーディネーター:今井 郁弥 パネリスト:西川 英彦、山井 太、渡邉 裕也 |
20:25~20:30 | クロージング 今井 郁弥 |
概要
日 時 | 2025年 3月7日(金)18:30~20:30(開場18:00) | |
開催方法 | 対面(法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール:先着100名) オンライン(YouTube Live) |
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参 加 費 | 無料 | |
申込方法 | 下記<申込サイト>よりお申し込みください。 <申込サイト> ※お申し込み時に、対面とオンラインの選択が可能です。 ※オンラインの配信リンク先は、受付完了メール(自動返信)に記載されています。 ※個人情報の扱いは厳重に管理しています。法政大学に関連するイベント開催等の通知を目的としており、それ以外の目的では使用しておりません。 |
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申込期限 | 2025年3月4日(火) ※オンライン参加は、3月7日(金)まで申込可 |
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後 援 | 日本マーケティング学会 ユーザー・イノベーション研究会 USER INNOVATION LAB. |
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問合せ先 | 法政大学イノベーション・マネジメント研究センター TEL:03-3264-9420 FAX:03-3264-4690 E-mail:cbir@adm.hosei.ac.jp |
プロフィール
西川 英彦
法政大学経営学部 兼 大学院経営学研究科 教授、イノベーション・マネジメント研究センター所員、日本マーケティング学会会長、USER INNOVATION LAB.共同代表、ユーザー・イノベーション研究会リーダー
■神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了、博士(商学)。ワールド、ムジ・ネット取締役、立命館大学経営学部准教授・教授を経て、2010年から現職。法政大学大学院経営学研究科長、複数社の社外取締役などを歴任。主な著書に『1からのデジタル・マーケティング』(共編著、碩学舎、日本マーケティング本大賞2019大賞受賞)、『ネット・リテラシー ―ソーシャルメディア利用の規定因―』(共著、白桃書房)など。専門はデジタル・マーケティング、ユーザー・イノベーション。
山井 太
株式会社スノーピーク 代表取締役社長執行役員
■1959年新潟県三条市生まれ。明治大学卒業後、外資系商社勤務を経て86年、父が創業した現在のスノーピークに入社。アウトドア用品の開発に着手し、オートキャンプのブランドを築く。毎年30~60泊をキャンプで過ごすアウトドア愛好家であり、徹底的にユーザーの立場に立った革新的なプロダクツやサービスを提供し続けている。著書に、『スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営』(日経BP)、『スノーピーク「楽しいまま!」成長を続ける経営』(日経BP)がある。
渡邉 裕也
株式会社ユナイテッドアローズ GLR本部ウィメンズ商品部部長、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター 客員研究員、博士(経営学)法政大学、中小企業診断士
■2000年明治大学文学部卒。アパレルメーカーでマーチャンダイザーとして活躍し、現在は株式会社ユナイテッドアローズにて中核ブランドであるグリーンレーベルリラクシングの商品開発部門の責任者として従事。アパレル製品の製品開発,マーチャンダイジング,マーケティングに長年携わる。2021年、法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。2024年、同博士後期課程修了。主な受賞歴として,日本マーケティング学会 マーケティングカンファレンス2022 ベストドクトラルペーパー賞、日本消費者行動研究学会 第65回消費者行動研究コンファレンス 樫尾俊雄論文プロポーザル賞 優秀賞、第8回碩学舎賞研究プロポーザル 優秀賞がある。
今井 郁弥
株式会社博報堂 ストラテジックプラニング局 イノベーションプラニングディレクター、USER INNOVATION LAB. 研究員
■2018年博報堂入社。ブランディングとイノベーションに関するコンサルティングを専門とする博報堂ブランド・イノベーションデザインを経て、現職。現在は消費財を中心に企業のマーケティング戦略やブランド戦略の策定、パーパスをはじめとする経営に関する言葉の制作を行う。JSAワインエキスパート。早稲田大学大学院経営管理研究科在学中(杉田浩章ゼミ)。