【終了:2020年10月10日(土)】《オンライン》シンポジウム「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-」
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター シンポジウム オンライン開催
「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-」
Enogastronomia and Territorio: Development of Agricultural Culture in Italy and Japan
エノガストロノミアとはワインを中心にした美食術、また、テリトーリオとは、都市と農村の繋がりを包括的に捉え直す概念のことです。イタリアの農業・食品産業のありようは、生産活動以外にも環境保護や食料問題などの多機能性を持つことから、日本社会の在り方を考えるうえでより重要になってきています。
今回のシンポジウムでは、日本とイタリアのワインと美食と都市計画を巡って専門家が語り合い、農業の文化価値の発展の方向性を探ります。エノガストロノミアやテリトーリオ概念は、日本の農業活動・食品加工活動とその生産地である地域の価値創出の論理形成のために役立つと考えられるのです。
「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-」チラシ(PDF)
プログラム
※講師のプロフィールはこちらをご覧ください。
時 間 | 講 師 | |
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主催挨拶 | 13:00~13:05 | 木村純子(法政大学経営学部教授、イノベーション・マネジメント研究センター所員) |
第1部 トークセッション |
13:05~13:50 | 山梨のワイン産業はどう発展してきたか 仲田道弘((公社)やまなし観光推進機構理事長、元山梨県観光部長) |
13:55~14:40 | イタリア農業の底力:アミアータのテリトーリオ 木村純子 |
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14:45~15:30 | 文化的資産を活かしたテリトーリオの再生 陣内秀信(法政大学江戸東京研究センター特任教授) |
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第2部 クロストーク |
15:30~16:00 | 日本とイタリアの農業の文化的価値を再発見する 長本和子(イタリア料理文化研究家) 仲田道弘 木村純子 陣内秀信 田中 洋(中央大学大学院戦略経営研究科教授、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員) |
概要
日 時 | 2020年10月10日(土)13:00~16:00 | |
配信方法 | YouTube Live | |
参 加 費 | 無料 | |
申込方法 | ※お申込み者にはシンポジウムの配信リンク先をご連絡いたします。 下記専用サイトよりお申込みください。 <PC・スマートフォン> |
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申込期限 | 2020年10月8日(木) | |
問合せ先 | 法政大学イノベーション・マネジメント研究センター TEL:03-3264-9420 FAX:03-3264-4690 E-mail:cbir@adm.hosei.ac.jp |
講師プロフィール
仲田 道弘(Michihiro Nakada)
(公社)やまなし観光推進機構理事長、元山梨県観光部長
■(公社)やまなし観光推進機構理事長(2020年5月より)。1959年山梨県生まれ。元山梨県観光部長。甲府一高、筑波大学社会学類卒業後、山梨県庁入庁。89年三井物産(株)派遣研修。翌90年から30年にわたり、ワイン産業の振興に携わる。行政マンとして、「品質」「マーケティング」「デザイン」「地域ブランド」「輸出」「観光」など、山梨ワインを様々な視点から後押ししてきた。著書に『日本ワイン誕生考 知られざる明治期ワイン造りの全貌 』(2018、山梨日日新聞社)、『日本ワインの夜明け~葡萄酒造りを拓く~』(2020、創森社)がある。
田中 洋(Hiroshi Tanaka)
中央大学大学院戦略経営研究科(中央大学ビジネススクール)教授
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員
■中央大学大学院戦略経営研究科教授。京都大学博士(経済学)。マーケティング論、ブランド論を専攻。株式会社電通で21年の実務経験の後、法政大学経営学部教授、コロンビア大学客員研究員などを経て現職。前・日本マーケティング学会会長。日本消費者行動研究学会会長(就任予定)。著書『ブランド戦略論』(2017、有斐閣)にて日本マーケティング学会マーケティング本大賞、日本広告学会賞、中央大学学術研究奨励賞を受賞。18冊の著書と93本の学術論文がある。東証一部上場企業の社外役員も務める。
陣内 秀信(Hidenobu Jinnai)
法政大学江戸東京研究センター特任教授
■東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。専門はイタリア建築史・都市史。建築史学会会長、地中海学会会長、都市史学会会長を歴任。パレルモ大学、トレント大学、ナポリ大学、ローマ大学の契約教授を務めた。中央区立郷土天文館館長、国交省都市景観大賞審査委員長他。
著書:『都市のルネサンスーイタリア建築の現在』,『ヴェネツィア-水上の迷宮都市』,『イタリア 小さなまちの底力』,『シチリアー<南>の再発見』,『南イタリア都市の居住空間』,『イタリア都市の空間人類学』ほか多数。
受賞歴:サントリー学芸賞、地中海学会賞、建築史学会賞、イタリア共和国功労勲章、建築学会賞、パルマ「水の書物」国際賞、ローマ大学名誉学士号、サルデーニャ建築賞、アマルフィ名誉市民、NCSAアルガン賞他。
長本 和子(Kazuko Nagamoto)
イタリア料理文化研究家
■劇団青年座在籍当時イタリアに魅せられ、イタリアのホテル学校に留学。その後料理通訳などを経て、プロ向けイタリア料理・ソムリエ現地研修を企画する会社を設立。卒業生は450人ほどになり、日本各地で活躍している。中目黒リストランテ カシーナ カナミッラ元経営者(~2016)現在は料理を通してイタリア食文化を紹介している。料理教室「マンマのイタリア食堂」主宰。日本イタリア料理協会機関紙『ACCI』元編集長。日伊協会常務理事。著書『イタリア野菜のABC』,『シチリア海と大地の味』(文化出版局)他。日本ソムリエ協会機関紙sommelier誌に『パスタの方程式』を連載。『イタリア好き』に小説連載中。
木村 純子(Junko Kimura)
法政大学経営学部教授、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター所員
■神戸女学院大学卒業、ニューヨーク州立大学大学院コミュニケーション研究科修士課程修了(MA)、神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。博士(商学)。2012年~2014年ヴェネツィア大学客員教授。専門は地理的表示(GI)保護制度、テリトーリオ、SDGs。農林水産省の地理的表示登録における学識経験者。乳の学術連合の牛乳食育研究会副代表幹事。日本マーケティング学会理事、日欧EPAを受けたGI実態調査検討会 検討委員。