開催報告 【2023年11月18日(土)】《オンライン》公開講座「企業価値を生み出す信頼の循環」(第2回)
当研究センターでは、11月18日(土)に、公開講座「企業価値を生み出す信頼の循環」(全2回)の第2回をオンライン(YouTube Live)で開催し、31名が視聴しました。
社会課題に対する企業の姿勢によって購買行動を決める「Belief-driven消費者」(信念や価値観に基づく消費者)が拡大しており、機能・価格・品質だけでは売れない時代が到来しました。Salesforce の調査(2020年)によれば、Z世代の中で「企業が本当のことを言っているとは思わない」、「企業が社会の利益を最優先に行動しているとは思わない」と回答した者が約5割を占めました。改めて消費者からの信頼と共感の有無が企業の将来を左右することを認識する必要があるでしょう。本講座では「信頼の循環」を通じて企業価値の持続的な向上をリードした企業家を取り上げます。講師はイノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクト「企業家史研究会」のメンバーが担当します。
当日は、長谷川直哉教授(人間環境学部、「企業家史研究会」代表)の司会のもと、岡靖弘氏(イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が「阪急を築いた企業家:小林一三」、長谷川直哉教授が「善の巡環 ―YKKグループ―:吉田忠雄」(※吉の字は、正しくは「土(つち)」に「口(くち)」)について、それぞれ報告を行いました。
本講座は今回の第2回をもって終了となります。来年度も新たなテーマとアプローチで、「企業家史」講座を開催する予定です。本講座のプログラム等については、こちらをご参照ください。
※本講座の模様をYouTubeで公開しています。
第2回:2023年11月18日(土)