開催 【2025年11月16日(日)】シンポジウム「持続可能な地域発展 ―鹿児島県大隅半島テリトーリオのイノベーション―」
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター シンポジウム
「持続可能な地域発展 ―鹿児島県大隅半島テリトーリオのイノベーション―」
イタリアの農業から農村の再生を描いた『イタリアのテリトーリオ戦略:甦る都市と農村の交流』(2022)と『南イタリアの食とテリトーリオ:農業が社会を変える』(2024、いずれも白桃書房)では、政策の経緯や、ツーリズム振興、サプライチェーン、食文化等の観点から、輝きを取り戻したイタリアの農村の論理が示されました。日本においても、持続可能な発展を目指す生産者や食品加工業者の積極的な活動によって、イノベーションを起こす地域が増えています。
本シンポジウムでは、鹿児島県大隅半島の取組みを手がかりに、地域発展の日本版テリトーリオ戦略の可能性を探ります。大隅半島鹿屋(かのや)市から、市長を始め、地域の農業や食に関わっている事業者の皆様にお越しいただき、各団体・企業の具体的な取組みをご紹介いただきます。アカデミアの立場から、継続的に現地調査を行っているメンバーが解説・コメントします。
「持続可能な地域発展 ―鹿児島県大隅半島テリトーリオのイノベーション―」チラシ(PDF)
プログラム
※配布資料はありません。
※プロフィールはこちらをご覧ください。
司会:木村 純子
時 間 | 講 師 |
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Sec. 1 | オープニング・研究報告 |
13:30~13:35 | 開会の辞 佐野 嘉秀(法政大学イノベーション・マネジメント研究センター所長、経営学部教授) |
13:35~13:55 | 研究報告① 木村 純子(法政大学経営学部教授) |
13:55~14:10 | 研究報告② 佐野 嘉秀 |
Sec. 2 | 事例報告・パネルディスカッション |
14:25~14:35 | 事例報告① 児玉 拓隆(小鹿酒造株式会社常務取締役) |
14:35~14:45 | 事例報告② 河野 直正(大海酒造株式会社) |
14:45~14:55 | 事例報告③ 吉岡 美晴(永吉合同会社) |
14:55~15:45 | パネルディスカッション・質疑応答 パネリスト:児玉 拓隆、河野 直正、吉岡 美晴、藤本 真(独立行政法人労働政策研究・研修機構) コーディネーター:木村 純子 |
Sec. 3 | コメント・クロージング |
15:55~16:05 | コメント① 福井 逸人(農林水産省東海農政局次長) |
16:05~16:15 | コメント② 二階堂 行宣(法政大学経営学部教授) |
16:15~16:25 | ご挨拶 中西 茂(鹿屋市長) |
16:25~16:30 | 閉会の辞 木村 純子 |
概要
日 時 | 2025年 11月16日(日) 13:30~16:30(開場13:00) | |
開催方法 | 対面(法政大学市ケ谷キャンパス 富士見ゲート5階 G503教室:先着100名) オンライン(YouTube Live) |
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参 加 費 | 無料 | |
申込方法 | 下記<申込サイト>よりお申し込みください。 <申込サイト> ※お申し込み時に、対面とオンラインの選択が可能です。 ※個人情報の扱いは厳重に管理しています。法政大学に関連するイベント開催等の通知を目的としており、それ以外の目的では使用しておりません。 |
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申込期限 | 2025年11月13日(木) ※オンライン参加は、11月16日(日)まで申込可 |
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後 援 | 鹿児島県鹿屋市 | |
問合せ先 | 法政大学イノベーション・マネジメント研究センター TEL:03-3264-9420 FAX:03-3264-4690 E-mail:cbir@adm.hosei.ac.jp |
プロフィール
中西 茂
鹿屋市長
■1976年鹿児島県庁に入庁。土木部次長、危機管理局長、農政部長などを歴任。2014年2月に鹿屋市長就任、現在3期目。市民との対話を重視した市政運営を実践するとともに、人口減少対策として子育て支援、産業振興など、鹿屋の将来を見据えた政策を積極的に推進。
児玉 拓隆
小鹿酒造株式会社常務取締役
■1970年生まれ。鹿児島県出身。1993年鹿児島大学卒業。同年サッポロビール株式会社入社。2003年小鹿酒造協業組合(現在は株式会社)に入社。常務取締役と子会社の有限会社神川酒造の取締役社長を兼務。
河野 直正
大海酒造株式会社代表取締役
■1976年生まれ。鹿児島県肝付町出身。2004年大海酒造株式会社入社、2014年代表取締役就任。日本酒造組合中央会の委員や県酒造青年会の役員等、焼酎業界発展のために活動しながら、地元では鹿屋市商工会議所の議員や商店街の理事長を拝命し地域活性にも取り組んでいる。
吉岡 美晴
永吉合同会社(鎌田黒豚農場、とんかつ鎌田)代表社員
■約20年前、結婚を機に鹿屋市吾平町へ移住。2020年、地元の鹿児島黒豚生産者の加工販売部門を譲り受け、鎌田黒豚農場を経営。直売所、都市圏への卸業やふるさと納税事業などを行う。2024年、黒豚一択のとんかつ屋さんをオープン。
福井 逸人
農林水産省東海農政局次長
■元鹿屋市副市長。三重県出身。1996年農林水産省入省。食品流通課長、知的財産課長、新潟支局長。この間、株式会社ニチレイ、栃木県庁経済流通課長、文化庁食文化担当参事官等を経験。鹿屋の豚やかんぱちを活かした楽しい地域活性化に取り組んだ。
藤本 真
独立行政法人労働政策研究・研修機構人材開発研究部門、労働法・労使関係研究部門 副統括研究員
■キャリアディべロップメントに関する企業・職場・働く人々の取り組みや、中小企業セクターで働く人々の意識・行動に関する調査・研究に従事。
二階堂 行宣
法政大学経営学部教授
■専門は日本経済史、日本経営史、鉄道史。鉄道百五十年史編集委員会委員兼幹事として『鉄道百五十年史』本編5巻/資料編1巻(2025年)の編纂を担当し、鉄道関係功労者国土交通大臣表彰を受賞。
佐野 嘉秀
法政大学イノベーション・マネジメント研究センター所長、経営学部教授
■専門は人的資源管理・産業社会学。近著『人的資源管理―事例とデータで学ぶ人事制度』(共著、2025年、ミネルヴァ書房)、『英国の人事管理・日本の人事管理―日英百貨店の仕事と雇用システム』(2021年、東京大学出版会)など。
木村 純子
法政大学経営学部教授
■ヴェネツィア大学客員教授(2012~2014年)。近著『南イタリアの食とテリトーリオ:農業が社会を変える』(共編著、2024年、白桃書房)、『イタリアのテリトーリオ戦略:甦る都市と農村の交流』(共編著、2022年、白桃書房)『持続可能な酪農:SDGsへの貢献』(共編著、2022年、中央法規)。