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   開催報告   【2020年10月10日(土)】《オンライン》シンポジウム「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-」

当研究センターでは、10月10日(土)に、シンポジウム「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-(Enogastronomia and Territorio: Development of Agricultural Culture in Italy and Japan)」を開催しました。会場となった市ケ谷キャンパス、ボアソナード・タワー26階のスカイホールは、同時通訳システムなどが常設された約200名収容可能な多機能スペースです。本シンポジウムは、新型コロナウイルス感染症対策のためオンラインによる開催となりましたが、実際にシンポジウムを行うときと同様の形式で、無観客ライブ(YouTube Live)として配信し、日本各地のみならずミラノなど海外からも98名の皆様にリアルタイムでご視聴いただきました。

※ボアソナード・タワーについては、こちらをご覧ください。

エノガストロノミアとはワインを中心にした美食術、また、テリトーリオとは、都市と農村の繋がりを包括的に捉え直す概念のことです。イタリアの農業・食品産業のありようは、生産活動以外にも環境保護や食料問題などの多機能性を持つことから、日本社会の在り方を考えるうえでより重要になってきています。また、エノガストロノミアやテリトーリオの概念は、日本の農業活動・食品加工活動とその生産地である地域の価値創出の論理形成のために、より有効と考えらます。今回のシンポジウムでは、日本とイタリアのワインと美食と都市計画を巡って専門家が語り合い、農業の文化価値の発展の方向性を探りました。

当日は、木村純子教授(経営学部、イノベーション・マネジメント研究センター所員)の司会のもと、第1部のトークセッションでは、仲田道弘氏((公社)やまなし観光推進機構理事長、元山梨県観光部長)が「山梨のワイン産業はどう発展してきたか」について、木村教授が「イタリア農業の底力:アミアータのテリトーリオ」について、陣内秀信特任教授(法政大学江戸東京研究センター)が「歴史文化と農業の資産を活かしたテリトーリオの再生」について、それぞれ講演を行いました。

第2部のクロストークでは、講師3名の他に、長本和子氏(イタリア料理文化研究家)と田中洋教授(中央大学大学院戦略経営研究科、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が加わり、「日本とイタリアの農業の文化的価値を再発見する」をテーマに活発なディスカッションが行われました。

プログラム等はこちらをご参照ください。

※当日の模様をYouTubeで公開しています。
 シンポジウム「エノガストロノミアとテリトーリオ -日本とイタリアの農業文化の発展-」

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司会・講師の木村純子教授

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仲田道弘氏

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陣内秀信特任教授

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長本和子氏

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田中洋教授

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クロストークの様子

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