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【刊行】法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書26『南イタリアの食とテリトーリオ-農業が社会を変える-』

イノベーション・マネジメント研究センターでは、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書26『南イタリアの食とテリトーリオ-農業が社会を変える-』を刊行しました。本書は書店等で販売されていますので、ぜひご一読ください。

法政大学イノベーション・マネジメント研究センター叢書26
『南イタリアの食とテリトーリオ-農業が社会を変える-』

2022年3月刊行の『イタリアのテリトーリオ戦略-甦る都市と農村の交流-』は、農村振興・まちづくり、イタリアの食文化について論じた。本書は、都市と農村を有機的に連携させるテリトーリオ戦略について、具体例を通して多角的に掘り下げる。調査・分析の対象は、開発が遅れ、マフィアも跋扈していた南イタリアのアマルフィ海岸およびナポリ郊外のカゼルタ周辺である。日本の農村は新自由主義的フレームワークにより効率化・大型化・スピード化が進み、疲弊・衰退しているという。一方、イタリアの農村は国内外の人々を惹きつけ訪問客が絶えない。農産物・食品のサプライチェーンが深化しつつ、農業が多角化し、地域資源の有効利用を実現した結果、EUの新農村振興パラダイムが花開いている。小農が大きな役割を果たし、地域循環型・高付加価値化による、経済価値と非経済価値のバランスを取った農業が実現しているという。食や農村・農業のスペシャリストが、農と食、テリトーリオについての知見を惜しみなく披露する。

木村純子・陣内秀信[編著]
定価:本体3,364円+税  出版社:白桃書房
A5判上製 296頁  発行日:2024年3月26日
ISBN:978-4-561-66249-5

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